Long

□ETERNAL LOVE
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愛歌は病室の外を見ていた。







その横顔はどこか悲しげで、



果てしなく続く灰色の空の果てを眺めているようであった。









入ってきた少年はドアを閉め、自分に気づいてない彼女に話しかけた。









「愛歌さん………。」







美しいすみれのような髪を靡かせ、愛歌は少年を見た。








「な、なんで………。」








「なんで?はこっちのセリフだってば!」




少年は語気を強めた。
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