Long

□ETERNAL LOVE
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今は昼時。





小鳥たちがさえずり、近くにある噴水の静かな水音が心地よい。






久しぶりに空には太陽光を遮るような雲は一つもない。







様々な種類の木があるが、全てみずみずしい深緑の葉を風に晒している。






白凰学院の隠れた名所―――――


というか彼らしか知らない秘密の楽園――







そこで
橘ワタルは一人、佇んでいた。






おもむろに彼はハンカチを取り出し、


一つの雨で濡れたベンチを丁寧に拭き始めた。







そしてその後、ベンチに腰掛け、晴れ晴れとした空を眺める。








「昨日までの雨が嘘みたいだ………。」




彼は呟き、しばらく空を凝視していた・・・・
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