Long
□ETERNAL LOVE
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夏のような暑さが、湿気を伴って
べたりとオレの体にまとわりついてくる。
頭上で広がっている傘によって、雨が降る外界と遮断されているような気がした。
今朝の夢について
あれこれ思考してみる。
あの後愛歌さんに電話してみたけど、
相変わらず出てくれなかった。
やがて
<<霞>>という表札が見えてきた。
インターホンに手を伸ばして押してみる。
閑静な屋敷に機械音が鳴り響いた。
しかし、応答が無い。
今日は休むのかな……………?
屋敷に背を向け、学校へ歩いて行こうとすると
「どなたですか?」
彼女の声が聞こえた。