Short 1

□smile again
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――僕はゆっくりと彼女に近付いていく。






その途中で気付いた。





―――泣いてる――?






やがて足音に気付いた彼女が僕の方を見る。


やはり、頬には涙が流れた跡があった。






「ハ、ハヤテ君!?」

彼女は驚いた後俯き、涙を拭ってから僕の方を向いて笑顔を作った。






「何かあったんですか?」





彼女の隣に座りながら聞いた。
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