小説
□快楽遊戯
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崩れ堕ちる感覚は
どうしてこんなに甘いのか
「見せてあげるよ、俺の可愛いペット。」
繋がれたお前を見て疼くこの汚い体
許してくれ
「・・・ずいぶん可愛いペットじゃな。」
歪む笑みが押さえられない
好きだ。壊したい。
守りたい。閉じ込めたい。
「・・・仁王・・・先輩・・」
舌っ足らずに求めるお前と
一緒に遊ぼうか。
甘美な遊戯
払う代償は、二度と戻れぬ日常。
ー 快楽遊戯 ー
始めはほんの好奇心。
珍しく来た幸村からの電話とその内容。
"見せたいものがある"
何となく気になるその言葉に、俺の好奇心が同意した。
向かう幸村の自宅。
俺はまだ気付きもしなかった。
「幸村?」
通された部屋で行われていた
「やぁ・・・早かったね。」
現実離れのこの宴に。